すでに誰かの手によって創られたモノが氾濫する中、
作家が立体作品を作る必要性はあるのだろうか。そも
そも、彫刻が持つ造形性に外見の美しさが追求される
としたら、機械的に大量生産されるモノの中身はそれ
に相反していると言えるだろう。普段、目にすることのな
い中身というのは、そのモノについて詳しく知らない限
り、あってないものに等しい。しかし、中身に新たな意味
を付与することで、モノは彫刻作品にすり替り、更に、彫
刻の在り方を再考する。

 

 

 

1983年神奈川県横浜市に生まれる
神奈川県在住

 

個展
2015 山田裕介展
「無意識の彫刻(質量の変わらない世界)」/あざみ野ショーケースギャラリー/神奈川
2015 山田裕介個展 不可説転/ハツネウィング/神奈川
2014 勝手に高架上プロジェクト/京急高架上/神奈川
2010 山田裕介コンクリート展/ギャラリーセージ/大阪

 

グループ展

2015 原田賢幸×山田裕介
  「あったもの。なくなったもの。おもいだせないもの。」/高架下サイトAギャラリー/神奈川
    2015年の初詣る展/ロックウェルズ黄金町店/神奈川
   ごった煮展/新宿眼科画廊/東京
    拝借景×黄金町交流展(仮)/八番館ギャラリー/神奈川
2014 2014年の初詣でる展/八番館ギャラリー/神奈川
    黄金町biraki 横浜美術大学×黄金町交流展/横浜美術大学ギャラリー/神奈川   

  黄金町VS拝借景 夏の陣/黄金町バザール2014&拝借景/神奈川 茨城    

  大隈アートマジック~母里太兵衛のオモイヤリ~/旧大隈小学校/福岡
2013 2013年の初詣でる展/CHAP長者町アートプラネット/神奈川
    アートDEコガネ/1の1スタジオ/神奈川
    CONSTELLATIONS/Blanc Gallery/フィリピン
2012 黄金町バザール2012/日ノ出ステップ山田裕介アトリエ/神奈川
2011 k-ten/Galler LE DECO/東京
2010 Art walkプロジェクト展/鳴門教育大学ギャラリー/徳島
   WORKS19/海岸通ギャラリーCASO/大阪
2009 WORKS23/海岸通ギャラリーCASO/大阪
   NUTS展/徳島県近代美術館ギャラリー/徳島
   Art walkプロジェクト(徳島~愛媛 アート行脚)
2008 彫刻展 /アートフォーラムあざみ野/神奈川 
   神山展/神山町/徳島

 

 

アーティストインレジデンス
2015 BankART Artist in Residence 参加/BankART Studio NYK/神奈川
    拝借景/茨城
2014 AIアートレボ/嘉麻市/福岡
2011 黄金町長期レジデンス開始

 

日常の中にある

「ちょっとした記憶の断片」は

私にとって重要な研究対象であり、

見逃したり忘れたくないものです。

ですが、私の脳という記憶装置はそんなに容量がいいものではなくて、

すぐに不必要と判断し消し去ってしまいます。

ですから私は様々な方法で、

自分が出会ったことをメモすることにしました。

そのメモや記憶を自分自身が誤認することによって

新たな記憶の伸縮が生まれ

誤認に誤認が生じて作品になっていきます。